高知県の土佐市で咲いていた背の低い桜。

農業の仕事の際に住まわせて頂いてる家の庭に咲いている。
愛車のハイエースを背景にパシャリ。

いつも冬にお世話になる時は、葉も花も落ちているとこしか見た事がなかった。
時期や気候がちょうど良かったのか、
いい香りがするなと思っていたら、庭の角で光っていた。
淡くて濃いピンク色に誰もが心を惹かれるだろう。

周りには脚を花粉だらけにしてミツバチがたくさん飛んで蜜を吸っている。
ピントが今ひとつ決めきれないのが自分らしい。
この蜜でできたハチミツはめちゃくちゃ美味しいんやろなと容易に想像がついた。

綺麗やな〜平和やな〜って見惚れてると、「これは桜か?」となった。
グーグルレンズで写真検索をすると「梅」やった。
このレベルである。
桜と梅の見分けもつかない都会系日本人である。
言われてみれば梅にしか見えない。

それからなんとなく梅の香りがするような気もしてきた。
冬が明けてまず花が咲き、いい香りを漂わすのは梅の花。
みたいなのを何処かで読んだ事を思い出す。
梅は江戸時代に品種改良され300種類もあるらしい。
白い花系や実が大きい系や濃い赤系など。
この梅が何系なのか今の自分には同定できない。
ネットの中の写真と比べて調べ倒したい訳でもなく、
すごく綺麗だったと言う事で終わりとする。
自分によくある事だが、
わざわざ自然現象をネットで調べたり、説明の文章を読み、情報を仕入れて理解した気になっている。
例えば、「3月に咲く花に梅は気温が暖かくなるにつれミツバチが飛んできて、たくさんのハチが蜜を吸っている。」
って文章を読んで賢くなった気になっているが
・・・そんなもん、見たら一瞬で分かるわって話。
むしろ文で読む方が余計手間がかかる。
何と言うのか
名前とか知識、情報は最重要でなくて、もっと単純に目の前の物を見て、どう感じるか?で十分な気がした。
Anyway life goes onである。
後日、土佐のお父さんに木の事を尋ねると、
「桃ちゃうかなぁ〜、実をつけてるの見た事ないけど」

桜かと思ってた木は、梅だと勘違いしてたかと思うと、桃だった。
と言う事だった。